先日の谷川岳登山。
本格的な登りや鎖場を初めて経験させてくれた記念すべき登山になったわけだけど、ホロ苦の経験もしました。
それがトイレ問題。
実はラクダの背を越えたあたりから、何やらお腹の調子が。。。
それでも、その時はまだ天気も悪くなくて、体も温まってたから大丈夫だったんだけど、雲の中に入って気温が下がってきたら一気に波が襲ってきた。
まさに、生まれたての小鹿状態。
必死に我慢して、波が収まったら登って、また波が来て、の繰り返し。
なんとか行けるかなと思っていたら、ここで相方から思いがけない言葉が。
「犬のうんち袋あるから、そこにしちゃったら?」
まじですか!それ使っちゃいますか?
てか、それ準備していたんですか!?
そういえば、登山の準備を家でしていたとき、何かあった時用に持っていくわー、みたいなこと言っていたような気もするけど、まさかそんなもの使う事態になるなんて想像もしていなかったから、用意していることにびっくり。
「え、それ使っちゃうの?匂いとかやばくない?」
「ジップロック何枚かあるし、ビニール袋もあるから、何重にもすればいけるでしょ」
まじかー、やっちゃうかー、このときの俺の中では究極の選択。
我慢しながら行けば行けなくもない気がする。
でも、この先は、西黒からそのままトマの耳、オキの耳の予定で、肩の小屋は通過しない予定。
なんといっても、初めての道のりだったから、ここから小屋までどのくらいかかるかも分からない状況。
そして、あたりは尾根道で身を隠す場所はあまりないんだけど、幸か不幸か、そこは雲の中。
人も全くいない。
・・・
するしかない。
・・・
しました。
人生初、若干31歳にして、初体験です。
汚い話でホント申し訳ないんだけど、かなりの量がそこにはありました。
でもうまい具合にうんち袋には収まった模様。
おしりふいて、ティッシュごと袋に入れて、それをジップロックに入れて、もう一回ジップロックに入れて、さらにビニール袋に入れて、ビニール袋に入れて、ビニール袋に入れて、ビニー・・・
いかん。
必死になりすぎた。
でも、なんとか匂いもほぼなく、収まった模様。
それをリュックのふた部分に入れて、無事、任務完了。
いや、正確には無事でもなかったんだけどね。少し時間経ってふたを開けるとほのかに香りがしてたから、その後もことあるごとにふたを開けて換気してました。
でも、体調は完全復活。
その後の雨で滑りやすくなった岩場も乗り越え、無事登頂できました。
ブツは、結局、家まで持って帰って処分しました。
お蔭でおNewのリュックにほのかな香りが付いちまったぜ。
帰ってファブリーズかけまくったのは、言うまでもなし。
今回の事件、まさに相方様様でした。
自分の中では、全くこの事態を想定していなかったので、もし相方いなかったら、死にそうになりながら小屋に行ったか、慌てるあまり、その後の滑りやすいガレ場で足を踏み外して帰らぬ人となったか。。いや、本当に。
深く御礼申し上げます。
もしくは、我慢できずにその辺にしたか。この選択肢、その時の自分の頭にはなぜか全くなかったんだけど、今思えばそれもありだったようにも思います。実際、ネットでほかの人がどうしているのか調べたら、割と多くの人がそれをやっていそうな感じだったから。穴掘って、終わったら土かぶせて、てね。
でも、やっぱりあの時は持ち帰るで良かったと思います。
木々の多い林の中ならいざ知らず、あんな尾根道の少し道外れれば崖ってところではベストだった。穴掘るのも大変だし。
何より、登山道で臭いのは嫌だよね。マナー的にも最善かと思います。
そんなわけで、今後はこれを持つことに決めました。
これにした理由は、やはり超防臭でしょうか。(←これ大事)
もっと安いのもあったけど、非常用と考えればこれで問題ないでしょう。
そんなわけで、事件報告はおわり。
汚い話で申し訳ありませんでしたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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